シーベリーエキスの原料であるシーベリーは別名シーバック、サージと呼ばれ、スカンジナビア、中央アジア、モンゴル、中国、日本、カナダ、など世界各地に存在する生命力の強い植物である。
7000年も前から強い生命力で生き抜いてきた植物で、特に果実の部分にはビタミンCや脂肪酸などさまざまなビタミン・ミネラル・脂質が含まれている。
この果実から抽出されるシーベリーエキスは、既に臨床試験において過活動膀胱に効果があることが確認されており、機能性表示食品に対応すべくSR資料も準備済みの状態であるという。
さらに今回の新たな研究で、このシーベリーエキスにはヒト臨床試験において、前立腺肥大抑制作用があるという研究成果が得られた。
具体的には、5αレダクターゼ阻害薬であるフィナステリドと比較し、シーベリーエキスにも濃度依存的に5αレダクターゼ阻害作用があることが明らかになったという。
シーベリーとノコギリヤシの黄金比率
また、ノコギリヤシエキスの有用性についても確認されているため、このエキスにシーベリーエキスを加え、相乗効果を期待することができないか試験を行った。
その結果、ノコギリヤシエキスとシーベリーエキスをそれぞれ単独で使用した時の5αレダクターゼ阻害率より、ノコギリヤシエキスにシーベリーエキスを加算した場合の方が、最大で1.5倍の相乗効果が見られた。
相乗効果が確認された黄金比はシーベリーエキス:ノコギリヤシエキスが1:3〜2:1であることも発見されたという。
シーベリーエキスには現時点で2つの大きなメリットがある。1つ目が、男女問わず過活動膀胱抑制作用がヒト臨床試験で認められており、機能性表示食品のSRにも対応済みであるということ。
2つ目が、前立腺肥大抑制作用が、シーベリー単独でも認められており、さらにノコギリヤシエキスとの組み合わせでも相乗効果が認められたということ。
今回はこの2つのエキスの黄金についても明らかにできたため、さらに効果を体感できる健康食品として提供できるのではないか、とした。
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