サーチュイン活性と抗糖化の肌質改善素材
〜ifia2020セミナー


ifia2020・企業プレゼンセミナー(4月22日〜24日)で発表予定の鰹磐植物化学研究所の講演資料から「サーチュイン活性化の特許原料肌質改善素材サートマックス」を取り上げる。(※同展示会は新型コロナ感染拡大防止のため中止となりました)


二人に一人が100歳を超えて生きる時代に

人生100年時代といわれ、2007年生まれの二人に一人が100歳を超えて生きる時代になった。

特に日本は世界的に見ても長寿国で、平成30年度の調査では男性の平均寿命が81歳、女子は87歳を突破している。

これまでの生き方は、修学→就職→定年=老後の3ステージだった。これが終焉を迎え、今後は就職後も転職、副業、起業、学び直しなどいくつものステージを生きるマルチステージ制が当たり前になる。

老後=80代からと考えるべきで、これまでより10年以上長く生きなければならない。つまり私たちは、金銭的な資産だけでなく、美容や健康についても資産と考え維持していかなければならない。

アンチエイジングの需要が増加

このような社会背景の中、特に女性は美容やアンチエイジングに関する需要が増している。

ある調査によると、女性の悩みの第一位は「肌」に関するもので、2026年には美容関連市場は1,016億円、アンチエイジング関連は73億円と市場がさらに拡大していくことが予想されている(2020年富士経済調査)。

常盤植物科学研究所は植物科学の専門企業として植物成分の抽出や分離、精製などを行い、多くの医薬品、化粧品、健康食品、食品添加物原料を手掛けている。

中でも黒ウコンを抽出・精製したエキス粉末の「サートマックス」はこうしたアンチエイジング時代にマッチしたもの。

サーチュイン遺伝子に関与

黒ウコン(クラチャイダム)はショウガ科バンウコン属の植物で、原産国はタイとラオス。現地で古来より日常的に摂取されている伝統的な生薬(特徴成分としてポリメトキシフラボノイド)で、抗酸化作用・血管拡張作用・精力増進・体力回復・循環器の改善・消化器系の改善などに用いられていた。

「サートマックス」にはポリメトキシフラボノイドが合計5種類以上15.0%以上含有されている。またアンチエイジングに関する2つの特徴的な機能性を有することが確認されている。

まず、1つ目の特徴としては、サーチュイン遺伝子の領域に関するもの。サーチュイン遺伝子は、細胞の寿命を長くするタンパク質の一種で、人の細胞では7種の長寿遺伝子が存在することが解明されている。

中でもSIRT 1が活性すると光老化の予防、抗炎症作用、細胞の若返り作用などのアンチエイジング効果が発揮されることが明らかになっている。

これまで、サーチュイン遺伝子を活性化するために「カロリー制限」や「レスベラトロール摂取」が期待されてきたが、「サートマックス」にはレスベラトロールの約5倍のサーチュイン遺伝子活性効果があり、米国特許も取得していという。

実際に、8週間「サートマックス」を経口摂取することで体内でSIRT 1発現量が増えていることも確認されているという。

抗糖化作用も確認

さらにもう一つの特徴として、抗糖化作用が確認されている。

体内で糖化が起こるとAGE sが発生し、これが蓄積するとシミ・しわ・くすみ・たるみ・血管の老化などが起こることが知られている。

「サートマックス」はアメリカでは糖尿病の治療薬として用いられているアミノグアニジンの10倍以上のコラーゲンへの糖化抑制作用があり、血中のAGE sも増加抑制も確認されている。

つまり「サートマックス」にはサーチュイン活性と抗糖化の2つの特徴からアンチエイジング効果が得られるということだ。

実際のヒトモニター試験でも肌質の改善やこジワの改善、肌の水分量の増加、弾力、肌の明るさの改善などが報告されている(100mg/12週の経口摂取)という。

「サートマックス」の安全性については確認されており、安心して続けられる美容・アンチエイジング に最適な素材の一つといえそうだ。

「サートマックス」は水溶性粉末なのでプロテイン、粉末飲料、タブレット、ドリンクなどに配合できるためインナービューティーアイテムとして展開できるのではないか、としている。


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