また便中のウイルス量についてはナノ型乳酸菌nEF
投与群が最も低下することが確認できたという。
マウスにおけるインフルエンザ感染予防効果測定試験では、ナノ型乳酸菌nEF
投与群は感染初期に重要な自然免疫を活性させた。
また獲得免疫にも働きかけて中和抗体を増やすことから、感染リスクを低減させる可能性が期待できるという。
自然免疫を活性
また、「SNK」の方にも高いインフルエンザ感染予防効果が確認できているという。
マウスを3群(コントロール群:蒸留水投与、SNK群:ナノ型乳酸菌SNK投与、タミフル群:タミフル投与)に分け、インフルエンザウイルスを感染させる7日前から経口投与。
その後、感染3日後に各群の半数を剖検し、気道洗浄液及び肺のウイルスを測定。さらに、感染14日後に残り半数のマウスを剖検し、気道洗浄液及び血清中の中和抗体価を測定した。
すると感染3日後のウイルス量はSNK群で顕著に抑えられていて、14日後中和抗体価はSNK群でコントロール群だけでなくタミフル群よりも高い値を示した。
SNKの摂取で、やはり自然免疫を活性させ、獲得免疫にも働きかけて中和抗体価を上げたのではないか、という。
ナノ型乳酸菌、乳酸菌が持つポテンシャルがアップ
他にも「SNK」には神経栄養因子の上昇作用など最新の知見が確認されているという。
脳の神経栄養因子とされるBDNFは、記憶や学習、認知に関与し、海馬のBDNFが減少すると気分障害やうつ症状などが生じることがわかっている。
SNKの継続摂取でストレスを付加したマウスの海馬のBDNFが上昇することが確認されており、SNK摂取によって、ストレスやうつを改善する効果が期待できるのではないか、という。
分散処理によって生まれた「ナノ型乳酸菌」とは、粒子をナノ化したことで乳酸菌が腸内のパイエル板により多く吸収され、それによって乳酸菌が持つポテンシャルと人間の本来持っている免疫力が引き上げられることに貢献できる乳酸菌である。
乳酸菌関連で差別化を考えている企業などにもぜひ注目してほしい乳酸菌である、とまとめた。
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