「脳機能改善」については、MHBAが小腸に取り込まれ「腸脳相関」を発揮し、交感神経を活性することで、脳内で「ミクログリア活性化」が生じ脳内炎症を抑制。さらに脳内神経細胞の活性化により脳機能を改善する。
また、交換神経を活性させるため、海馬や前頭葉にも作用しドーパミンが増加することが確認されており、総合的に脳内の神経伝達物質を増加させるという。
ヒト臨床試験では1日35mgのMHBAを12週間、45歳以上64歳以下の30名を対象に摂取してもらう二重盲検試験を行った。その結果、脳機能改善だけでなく、「思考時の疲労感の改善」や「集中力の改善」も確認できたという。
褐色脂肪組織を活性、体脂肪が低減
「体脂肪低減効果」についてはMHBAが小腸に取り込まれ「腸脳相関」を発揮し、交感神経を活性する。これにより褐色脂肪組織が活性し、脂肪が燃焼しやすくなり体脂肪が低減する。
また褐色脂肪細胞の温度を上昇させることも確認しており、代謝アップによる脂肪燃焼作用もあるのではないか、という。
ヒト臨床試験においては、BMI値が25〜30の人100名を対象に、1日35mgのMHBAを12週間摂取してもらい、有意な低脂肪低減効果が確認できた。
実際、ノンアルコールビールの形で機能性表示食品としてSR(システマテック・レビュー)も確立できており、 すぐに機能性表示食品成分として活用することができるという。
現在INHOP鰍ナは、熟成ホップの健康機能を起点としてプラットフォームを立ち上げ、新しいエコシステム、社会問題の解決をも目指している。
熟成ホップの機能性商品の開発だけでなく、パートナー企業とのさまざまなコラボレーション、熟成ホップの情報発信なども力を入れている。熟成ホップで健康社会を進化させることに貢献できれば、とまとめた。
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