トレンド7:オイルチェンジ
美味しくて健康に良いオイルをどのように選ぶか。亜麻仁油は加熱調理できないが、サンフラワーシードオイルやパンプキンシードオイルは加熱が可能なので普段使いできると人気に。
トレンド8:お酒になったコンブチャ
お茶を発酵させて作る発酵飲料であるコンブチャが数年前から人気だが、さらにアルコール入りのコンブチャが大人気。ビールにはグルテンがあるが、グルテンフリービールとしてコンブチャアルコールを選ぶ人も。
トレンド9:ひよこ豆の加工食品
イスラエルの家庭料理であるひよこ豆のペースト「ムフス」は味が美味しく欧米ではだいぶ前から人気で定番だが、今年はひよこ豆をパウダーにして使う商品がトレンド。ひよこ豆のメレンゲスイーツなども登場している。
トレンド10:野菜と果物のジャーキー
きのこがおしゃれスナックとして人気になっている。ジンジャーやカカオなどのフレーバーをつけたきのこジャーキーは美味しく健康にも良い。乾燥物なので長期保存できて、旨味がたっぷり味わえる。
低カロリー、高タンパク、低糖質、食物繊維を多く含むものがコロナ前より人気に。さらにプラントベースやアップサイクルなどに拍車がかかっていると今年のトレンドをまとめた。
さらに来年、2022年のトレンドはこの今年の傾向に加え「心身に効く食品」が人気になるのではないか、と話す。「コンフォートフード」「体を温める東洋の食」「リラックス」がキーワードになりそうだという。
日本スーパーフード協会が予測する2022食のトレンド予測トップ10
1位:免疫強化スーパーフード 青パパイヤ
青パパイヤは酵素がNo.1の食品だが、今のところパウダーのものをトッピングして食べるのが主流。他の食べ方が普及するとなおヒットするのではないか。
消化代謝をアップするだけでなく免疫力が強化され、体が温まるのが青パパイヤの効能。日本でも都内などで生産ができるなど市場が拡大する予感がある。
2位:アセロラ
ビタミンCがレモン果汁の34倍というだけでなく、ポリフェノールも多いのが特徴。免疫力の効果とアンチエイジングの両方の効果があり、スナックからパウダーまでさまざまなバリエーションがあるので手軽に手に入りやすい。
3位:C B Dオイル
カンナビジオールが心身を調整することが知られるようになり、カプセルタイプからリキッドタイプ、ガムやグミなどのスナックタイプなどさまざまなアイテムが人気になっている。
4位:ヒハツ
アーユルヴェーダのスパイスで機能性成分ピペリンの血流改善効果がよく知られるように。体を温めることが健康に良いということが、東洋ではもちろん欧米でも少しずつ知られるようになっている。
5位:ライスブラン
アップサイクルの代表。栄養豊富な米糠の新スタイル。軽いのでコーヒーやお味噌汁に入れたり、スムージーに入れたりバリエーションが豊富で、腸活との相性も抜群。
6位:プラントベースミート
バーガーキング、ロッテリアやフレッシュネスバーガー、ドトール、コメダなどでも植物肉に進出していて、味も好評なので定番になるのではないか。
7位:ひよこ豆
日本でもパスタやシチューのルーなどバリエーションが豊富になりつつある。特に大手スーパーイオンが力を入れているのでヒットの可能性が高い。
8位:機能性マッシュルーム
きのこのしゃぶしゃぶ専門店が日本でも人気。カレーでもキノコカレーもコンビニで人気。キノコジャーキーは日本でも人気になる可能性が高く、またキノコのパウダーも注目。
9位:ちょい足しオイル
2021年のトレンドで登場したサンフラワーシードオイルやパンプキンシードオイルがさらにさまざまなシーンで日常使いされるようになるのでは。
10位:進化系コーヒー
大豆から誕生する「ソイフィー」、機能性の付加価値がついた「ブーストコーヒー」「クロロゲン酸強化コーヒー」など、コーヒーでリラックスだけでなく健康に、が当たり前になるのでは。またさまざまな機能性素材をちょい足しするアレンジも多く登場すると予想される。
トレンド予測からわかることは、人々が食に健康的な効果や機能だけでなく、癒しや良い習慣を求めているということだ、と勝山氏。来年おさえて欲しい食のトレンドについて何らかの参考になればとまとめた。
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