この機能性についてはすでに機能性表示食品として届出が完了しており、SR(システマティック・レビュー)対応もしているという。
ヘルスクレームは「6- MSITCは、運動習慣のない中高年の方の認知機能の一部である判断力・注意力を向上させる」で、業界初の機能性わさび(認知機能改善)として注目してほしいという。
記憶力の向上で機能性表示の届出
6- MSITCにはまだ論文化されていないが、新たな2つの臨床データがある。1つが60歳以上の「記憶力の改善」に関する試験データで、ヒト臨床試験で「長期記憶」と「短期記憶」のいずれにも6- MSITC摂取群の方が記憶力の向上が確認された。
こちらは近いうちに論文発表が予定されており、SRを作成後、機能性表示の届出にチャレンジするという。
また、判断力や記憶力は中高年に向けているが、同社では大学生40名を対象に「単回摂取」による認知機能改善作用を行ったところ、1回の摂取でも60分後に前頭葉の活性が見られたという。
抗酸化により脳ダメージを軽減
若年層に向けた機能性表示食品は難しいと考えているが、若い人や単回摂取でも機能性が発揮されることには注目してほしいし、この機能をどのように活用していくかは今後検討していきたいという。
6- MSITCが体内でどのように働くことでこれらの機能性が発揮されるのか、その作用機序については解明されていない部分もある。
しかし、6- MSITCが体内の抗酸化酵素を活性することはわかっているため、それが脳ダメージを軽減し、脳神経細胞を活性している可能性が高い、と三浦氏。
また6- MSITCには血流改善効果もあるため、それもあるのではないか。ちなみに、西洋わさびやチューブのわさびには6- MSITCは含まれておらず、このような効果はないという。
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