またシニア世代の女性に多い変形性膝関節症についても関節の炎症を抑制することや、軟骨成分のコラーゲンの合成を促進することが確認できているという。
筋骨草、グルコサミンとも相性が良い
膝関節対策成分といえば「グルコサミン」が知られるが、筋骨草はグルコサミンと相性がよく、さらには閉経後の女性に特に必要とされる大豆イソフラボンとの相乗効果も確認できているという。
しかしこの成分は強い苦味があることがネックになっていた。そこで新たに「筋骨草エキス末C」を開発。これにより苦味はほぼなくなり、お茶やドリンク、プロテインや青汁に混ぜて摂取することもできるようになった。
また従来は1日の摂取目安料が150mgであったのに対し、エキス末Cの方は10mgと1/15にまで低減させることを実現。
これにより配合する商品の味や風味を損なうことなく、毎日摂取しやすい商品を開発することが容易になったという。
膝の違和感に有意に改善
エキス末Cは、規格成分として「20-ヒドロキシエクジゾン」を新たに設定している。この成分にはコラーゲン合成促進、酸化ストレス抑制、タンパ合成促進などの試験データも獲得できている。
現時点でランダム化二重盲検プラセボ対象試験を実施しており、膝に違和感がある男女44人を対象に筋骨草エキス末Cを12週間摂取させた。
その結果、日本整形外科学会機能判定基準による「屈曲角度及び強直・高度拘縮」のスコアに改善が認められた。
また、膝の違和感がより軽度な人を対象にした試験においても8週目、12週目でも膝の違和感に有意に改善が認められたという。
ロコモ対策だけでなく、人気のスポーツニュートリションとしても是非注目してほしいまとめた。
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