「ガンになるための10ケ条」とは
日本では、男性2人に1人、女性3人に1人がガンを発症。年間で30万人以上がガンで死亡する。世界では、年間に1100万人がガンに罹患し、790万人がガン死する。ガンは遺伝子異常が関連し、たばこや食事、感染症がその主要原因と垣添氏。
ガンは生活習慣と密接に関わり、高齢者ほど罹患率も高くなる。日本は急速に高齢化が進んでいるため、ガン罹患やガン死が増えていると考えられる。
ガンにならない方法よりも、ガンになるための10か条というものがあると垣添氏はいう。
発案は東北大学名誉教授の久道茂氏。以下のことを挙げた。
@毎日好きなものを食べる(バランスは考えない)
A毎日同じものを食べる
Bおいしいものは好きなだけ食べ、脂肪も控えめにしない
Cお酒は飲めるならどこまでも
Dたばこは毎日20本以上キチンと深く吸う
E緑黄色野菜は少なめに
F塩辛いものは多めにし、熱いものは熱いうちに食べる
Gできるだけ焦げた部分を食べる
H運動はすくなめに、体は不潔にしておく
Iガン検診は一切受けないで、症状がひどくなってから医者へ行く
上記のような生活習慣がガンを招くという。
そのため、「たばこを吸わない」「アルコールを控えめに」「運動して肥満を防ぐ」「塩分を控えて野菜と果物を多く食べる」など日々心がけることが大切という。
またガン検診が重要で、初期ガンの場合、とくに乳がん、子宮頸癌、大腸がんなどは、完治する可能性が高いと垣添氏。
とはいえ、子宮頸癌の検診受診率は、アメリカでは82%を超えるが、日本では23%と低く、国家レベルでの検診サポートが必要という。
また、近年増えている大腸ガンや肺ガンは年に1回のペースで検診を、子宮頸癌や乳がんも最低でも2年に一回は受診すべきだとした。子宮頸癌はワクチン接種でも予防できるという。
大橋靖雄氏(東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻生物統計学教授)は、TV、マスコミで氾濫する健康情報の信憑性について講演。
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