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バイオブラン、日本含む米欧亜7カ国の医師が研究報告
〜46カ国で展開、世界で高評価「バイオブラン研究会2009年国際大会」
特定非営利活動法人日本食品機能研究会の会員企業・大和薬品株式会社(東京都世田谷区)では、8月2日(日)、東京・コクヨホールにおいて「バイオブラン研究会2009年国際大会」を開催しました。同社の主要商品「バイオブラン」は発売から14年余。既に世界46カ国で使用され、31の論文に加え、51回の学会発表がなされています。今回は、各国の医師による最新の知見を発表すべく開催されたもので、日本、アメリカをはじめ、スロバキア、タイ、インドネシア、オーストラリア、フィリピンの医師が演壇に立ちました。また、参加者も、海外から60人を超える医師や研究者などを含め、350人以上が集まりました。大会は、セッション1〜3の3部構成として行なわれました。
セッション1
「免疫とがんについて---最新研究成果の報告」
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「MGN-3/バイオブラン:肝細胞がんおよびB型肝炎ウィルスに対抗する安全な方法およびその根拠となり得る機序」Mamdooh Ghoneum 氏(アメリカ UCLA/Drew医科大学教授)
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[ 講演概要 ]
肝細胞がん(HCC)の発現率は途上国で過度に高く、HCC症例の50%以上がアジアで発生している。また、B型肝炎ウィルス(HBV)感染は、世界で発現頻度の最も高い重篤な肝臓感染症である。
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最新の研究によると、MGN-3/バイオブランは、がんや感染、とくに肝細胞がんやB型肝炎に対抗する安全な方法であることが示唆されている。
MGN-3化合物は、アラビノキシランの構造体で、主鎖がキシロース、側鎖はアラビノースポリマーから抗異性される。本試験は、MGN-3の有効性を検討するため、ベトナムで実施された臨床試験であるが、MGN-3は、HCCおよびHBVの治療において有用である可能性が結論づけられた。
「バイオブランによるNK細胞と樹状細胞の活性化」Dana Cholujova,RNDr 氏(スロバキア Cancer Research Institute)
[ 講演概要 ]
樹状細胞(DC)は、免疫細胞を調節する因子として重要な役割を有する。実験室におけるヒトDCの成熟に対するバイオブランの調節効果に関する研究を行い、DC成熟に対するバイオブランの効果を評価するため、適切な細胞活性因子による成熟用物質の
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存在下または非存在下で、濃度の異なるバイオブランによりDCの処理を行なったところ、バイオブラン濃度が高くなればなるほど活性効果が認められた。
「高機能米ぬか栄養サプリメントが免疫系に与える効果」John E.Lewis 氏(Miami 大学准教授)
[ 講演概要 ]
BRM4(バイオブラン)の治療法に関する総合的な研究戦略で、マイアミ大学で実施される「高機能米ぬかサプリメントが免疫系の機能に与える効果」の試験に関する検討は、国際的な臨床研究にのぞむ際のモデルとなることが期待される。
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免疫調節作用が患者のQOL改善に寄与する疾病分野において、BRM4の科学的評価は格段に向上するであろう。
「免疫応答から見た丸山ワクチンとバイオブラン」
福生 吉裕 氏(財団法人博慈会老人病研究所所長)
[ 講演概要 ]
高齢化が進む日本において、否応なく高齢者のがん発生率が高くなっていることは確かである。
がんの自覚症状が出るまで成長するには、通常細胞内レベルでの異変が生じてから10年から20年を要するとされる。実際、自覚症状が出てからでは殆ど手遅れとなる。
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免疫力亢進については、古典的免疫療法として有名な丸山ワクチンがある。これまで36万人のがん患者さんに対して施行され支持され、有効な効果を与えてきた。丸山ワクチンの成分はアラビノマンナンであることが判明している。
このアラビノマンナン糖鎖はT細胞を刺激し、NK細胞との免疫共鳴をもたらすものと考えられる。
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セッション2
「抗炎症と免疫学―バイオブランの新分野での
研究報告」
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「バイオブランによる抗炎症、免疫調節作用が過敏性腸症候群におよぼす影響」神谷 武 氏(名古屋市立大学大学院講師)
[ 講演概要 ]
過敏性腸症候群(IBS)の病態には多くの因子が関与し、脳腸相関を介して種々の機能障害をきたすと考えられている。近年、消化管粘膜の微小炎症、下部消化管の免疫異常がIBS患者の症状に関係する一つのメカニズムであることが明らかになった。
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バイオブランは、米ぬか由来のアラビノキシランで、これまでに抗炎症作用、免疫調節作用など様々な生理活性を有することが報告されている。今回、IBS患者におけるバイオブランの治療効果について検討した。本試験により、バイオブラン摂取によりIBSの症状の改善が示された。バイオブランの抗炎症、免疫調節作用はIBS患者に有用であると考えられる。
「バイオブラン加水分解物のラットにおけるD-ガラクトサミン肝障害発症抑制作用」江頭 祐嘉合 氏(千葉大学大学院教授)
[ 講演概要 ]
バイオブラン/MGN-3は米ぬかヘミセルロースに担子菌の酵素を作用させて得られたもので、抗腫瘍作用、免疫賦活作用など様々な生理機能を有する。一方、D−ガラクサミン(D-GaIN)をラットに投与すると肝障害を引き起こすことが知られている。
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本研究では、MGN-3のD-GaIN肝障害の抑制作用について検討した。その結果、MGN-3低分子画分群で、D-GaIN投与8時間後に肝臓のIL-18mRNAが対照群より有意に低下し、低分子群の肝障害抑制機序の一部に自然免疫系の関与が示唆された。
「免疫老化の好転―エビデンスに基づいた抗加齢対策」Karriem H. Ali 氏(アメリカ Pharmacognosia 代表 CSO)
[ 講演概要 ]
老化進行に伴う機能減退の決定因子として免疫調節異常を指摘するエビデンスが、最近の科学文献に数多く報告されている。この調節異常は「免疫老化」と呼ばれる。
我々の研究や10年以上に及ぶ先行研究により、米ぬかアラビノキシ
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ラン(RBAC)は、安全で信頼性があり無毒性の免疫調節物質で、顕著な抗炎症特性を有することが明らかになっている。RBAC免疫調節物質による最適な免疫機能の回復は、「免疫老化」の破壊作用に対抗する。
セッション3
「世界各国の医師による臨床報告とパネルディスカッション」
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セッション3では、以下の医師がバイオブランに関する最新の臨床報告を行ないました。
( 右席より )
星野 泰三 氏(日本 プルミエールクリニック院長)
Kampon Sriwatanakul 氏(タイ)
I Wayan Sudarsa 氏(インドネシア)
Garth Harris 氏(オーストラリア)
Edna Sasing Lao 氏(フィリピン)
パネルディスカッションでは、遠藤雄三氏(浜松医科大学第一病理)、Karriem H. Ali 氏を座長に、上記5人の医師が参加し、会場の医師・研究者を交え、
活発な意見交換を行ないました。
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