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2013.11.11難消化性デキストリン

馬鈴薯デンプンから作られる極めて安全性の高い食品素材。特定保健用食品素材としても使用

難消化性デキストリンは、加熱処理した馬鈴薯デンプンをアミラーゼで加水分解し、未分解物より難消化性成分を分取して脱塩、脱色して調製される水溶性食物繊維です。デキストリンは構成糖がD-グルコースで、古くから食品に利用されて食経験も十分にある極めて安全な食品素材です。事実、FAO/WHOにおいては1日摂取許容量の上限値を明確に定める必要がない極めて毒性の低い食品素材として分類されています。また、難消化性デキストリンにはミネラルの吸収阻害がないことも確認されています。

難消化性デキストリンは、安全性のみでなく、低粘性、低甘味、熱および酸に対する安定性、保存性などの物性にも優れているために広範囲の食品への応用が可能です。また、生理作用についても確認されており、整腸効果、血糖調節効果については厚生労働省が一定の機能表示を許可する特定保健用食品の関与成分として利用されています。

整腸効果については「不足しがちな食物繊維を補い、お腹の調子を整えます」や「お腹の調子が気になる方に適しています」等の表示が可能です。また、血糖調節効果については「糖の吸収を穏やかにするので、血糖値の気になる方に適しています」や「血糖値の気になり始めた方の食生活の改善に役立ちます」などの表示についても可能です。この他、血清コレステロール、中性脂肪の低下効果についても特定保健用食品の申請が可能です。

(参考資料:難消化性デキストリン学術文献集)

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