
注目される米ぬかヘミセルロース(食物繊維)。米ぬかヘミセルロースとシイタケ菌で免疫強化物質が誕生
米ぬかアラビノキシランは、イネに多く含まれる成分で、植物の細胞壁をつくるヘミセルロースから特許製法によりつくられたものです。 ヘミセルロースは食物繊維の一種で、近年食餌成分の消化吸収に関与し、排泄作用を促進する他、腸内細菌の増殖などの有用性が明らかになっています。 食物繊維の中でも特に米ぬかには、免疫強化素材として注目されるヘミセルロースBが1kg中に3g~5gと多く含まれています。
この米ぬかヘミセルロースBをシイタケ菌(炭水化物分解酵素活性が強くなるように育種されたDAIWA-A95菌)を液体培養し、培養ろ液を部分精製した炭水化物培養分解複合酵素(Carbohydrase Complex)を用いてアラビノキシランが得られます。こうして造られた米ぬかアラビノキシラン(MGN-3)は極めて分子量が低く、経口投与により免疫力を高めるといわれるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)を活性化し、がん細胞の増殖を抑制することが明らかになりつつあります。またエイズ(HIV)患者への投与試験でもその有用性が認められつつあります。
米ぬかアラビノキシラン(MGN-3)に関する学術報告
- 急性毒性試験
- ラットNK細胞活性に対するIn VivoでのMGN-3の効果
- 5人の乳がん患者におけるMGN-3(米糠から抽出された修飾キシロース)の免疫調節および抗ガン作用
- 27人のガン患者におけるMGN-3(米糠から抽出された修飾アラビノキシラン)のNK免疫調節機能
- インビトロにおけるMGN-3のヒトNK細胞活性に対する効果及びインターフェロンγの合成
- MGN-3のインビトロにおける抗HIV活性
- 米糠より作られ、活性化されたアラビノキシランMGN-3のインビトロにおける抗HIV活性
- 変性アラビノキシラン(MGN-3)と、低投与量の組み替えIL-2を併用することにより、人間のナチュラルキラー細胞の活動と産生に与える共働効果
- MGN-3のマクロファージ系細胞に対する活性化作用
- 免疫刺激と癌予防
- 変性米ぬかアラビノキシランMGN-3による、ヒト末梢血リンパ球からのTNF-αとIFN-γの生成
- 最新の抗腫瘍物質MGN-3
- MCマウスにおけるMGN-3のアトピー性皮膚炎の進行抑制作用
- 長期間抗原(Toluene Diisocyanate)曝露した喘息マウスモデルの意義
- 喘息モデルマウスにおける酵素修飾米糠食品による喘息予防と症状軽減効果の評価
- 進行性末期膵臓癌の保存的加療における機能性食品の有効例(薬理と臨床 第14巻第3号 2004年5月)
- 臍腫瘍を来たした再発性大腸癌(Sister Mary Joseph’s Nodule,SMJN)に免疫療法を施行し長期に生存している1例(薬理と臨床 第14巻第3号 2004年5月)
- 標準治療終了後の癌患者に対する機能性食品の長期摂取の影響(薬理と臨床 第14巻第3号 2004年5月)
- 癌の免疫治療におけるバイオブランの臨床的意義(薬理と臨床 第14巻第3号 2004年5月)
- バイオブランによるヒト単球由来樹状細胞の成熟増強(Neoplasma. 2009; 56(2):89-95.)
- 転移性皮ふ血管周囲細胞腫の広範囲局所切除およびMGN-3による治療
- 「Metastatic Hemangiopericytoma of the Skin Treated with Wide Local Excision and MGN-3」
- Ehrlich癌担癌マウスに対する米ぬかサプリメントMGN-3/バイオブランのin vivo抗腫瘍作用(Nariman K.Badr El-Din,Eman Noaman,Mamdooh Ghoneum;Nutrition and Cancer. 2008)
- 米ぬか由来アラビノキシラン誘導体(MGN-3/バイオブラン)はin vitroにおいてヒト貪食細胞によって病原菌の細胞内破壊能を増強させる(M.GHONEUM,M.MATSUURA and S.GOLLAPUDI;INTERNATIONAL JOURNAL OF IMMUNOPATHOLOGY AND PHARMACOLOGY. 2008)
- 修飾米糠は新生児期にストレプトゾトシンを投与したNIDDM成熟ラットの耐糖能を改善させる
- 進行癌に対する米ぬかアラビノキシラン誘導体の延命効果およびQOL改善効果
- 米ぬかアラビノキシランによるNK細胞活性の増強
- 米ぬかアラビノキシランによるがん患者のNK免疫回復
- 米ぬかアラビノキシランの活性酵素消去能の検討
- 慢性リウマチに対するバイオブランの投与経験
- 米ぬかアラビノキシランの潜在的抗酸化力によるマウスの固形エールリッヒ癌に対する抗癌作用メカニズム