ガンやリウマチ、アレルギーなど免疫に関わる異常に対して有効に働くとされ、高まる期待
サポニンは、大豆やジャガイモ、ニンジンなどに含まれる渋味や苦味の成分です。とくに、田七人参(三七人参)に多く含まれる人参サポニンと大豆に含まれる大豆サポニンは、サプリメントとして注目を集めるようになりました。水にも油にも溶けるという特徴があり、体内でいろいろな作用をするといわれます。
人参サポニンについては、血管についた脂肪を除去する働きや血中コレステロールの低減、過酸化脂質生成の抑制、それに痩身効果などの働きがあるとされています。
このほか、免疫力の強化、核酸の合成促進、血糖値の低下、中枢神経の鎮静などの効果も明らかにされていますが、さらに他の有効成分との相乗効果によって、免疫に関わるガンやリウマチ、アレルギーなどにも有効に働くという研究発表も、数多くあります。サポニンの抗ガン作用については、多くの大学で研究が進められています。
大豆サポニンについては、脂質の過酸化抑制と代謝促進に関与しており、高脂血症、高血圧症、動脈硬化症などの改善に効果があるとされています。