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2015.5.20ジャスミン

鎮静、抗鬱など、アロマテラピー効果が注目。天然のポリフェノールが豊富、高い殺菌力

モクセイ科に属するジャスミンは、その香りの高さが有名で、現在ではアロマセラピーを初めとする様々な療法に利用されています。

原産はペルー、カシミール、中国などで、エジプトや地中海地方、モロッコなどで広く栽培されています。

ジャスミンはおよそ150種ほどあり、中でも白っぽい花をつけるジャスミン(Jasminum officinale)が最もよく知られ、およそ3.6mから高いものでは6mにまで成長します。

ジャスミンのエッセンシャルオイルに含まれる成分の香りには鎮静効果を初めとし、抗鬱、抗炎症、殺菌など様々な作用があることが確認されています。

また、ゲラニウムやセージ、ライム、レモンバーム、ローズなど多くのハーブと共に用いてより一層のアロマ効果を導き出します。古来、中国ではジャスミンをかびなどのある不健康な部屋の空気を殺菌するために使っていたともいわれます。

ジャスミンは中国ではお茶として愛飲されていますが、エジプトでは、不眠症や頭痛など神経系の疾患に使用されています。また、インドネシアでは料理のつけあわせに愛用されています。

ジャスミン茶には、エピカテキン(EC)、エピカテキンガレート(ECG)、エピガロカテキン(EGC)、エピガロカテキンガレート(EGCG)などの天然ポリフェノールの抗酸化成分が豊富に含まれています。

米農務省らの研究グループが、エッセンシャルオイル96種、オイル成分23種を使い、カンピロバクター・ジェジュニ、大腸菌O157:H7、リステリア菌、サルモネラ菌に対するそれぞれの殺菌効果を比べたところ、ジャスミンはカンピロバクター・ジェジュニに対し、殺菌効果が強いことが分かったといいます。

ジャスミンの鎮静や安眠効果については、ジャスミンの芳香をかぎながら眠った被験者の実験では、寝返りなど睡眠中の動きが少なかったというアロマテラピー効果も報告されています(Society for Psychophysiological Research会議)。

ウェストバージニアの研究グループによる実験で、被験者20人を対象に3晩にわたり、被験者の寝室に、ジャスミン、ラベンダーの芳香をまき、さらに芳香を加えないグループと比べたところ、被験者は、目覚めた時、不快な気分がそれほど感じられなかったといいます。

また、目覚めた後の精神機能を調べるテストでは、ジャスミングループは他のグループに比べ、テストを完了する時間が早く正確だったといいいます。

この他、モルモットを使った動物研究で、無感情、ヒステリー、筋肉弛緩、咳などに対するアロマセラピー効果が調べた研究で、ジャスミンの鎮痙効果が目立ったという報告もあります。

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