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2016.5.25アイブライト

目の疲れ、皮膚病など粘膜に起こる問題を抑制。ギリシャ語で「満足、嬉しさ」の意

アイブライト(Euphrasia officinalis)はゴマノハグサ科の一年草で、4cmくらいの高さまで成長するハーブです。北米、アジア、ヨーロッパの特にブルガリア、ハンガリーなどに生育。夏の終わりから秋にかけ、バイオレット、白、薄い赤、パープルといった色の花を咲かせます。

学名のEupharasiaはギリシャ語でgladness(満足、嬉しさ)の意。ホメオパシー療法を中心に古くから薬用として用いられ、その評判も高く、14世紀頃から文献にその名前が見られ、主に眼病や風邪による鼻炎、気管支関連の症状改善に使われています。

アイブライトは、抗バクテリア、抗菌、抗炎症、収斂などの作用が報告されており、目の疲れ、眼病、風邪やインフルエンザによる咳、鼻水、のどの痛み、皮膚病などの改善といった様々な用途で使用されています。

これまでに分かっている活性成分としては、タンニン(12%)酸、アルコール、多価フェノールなどに分化される加水分解性タンニンと縮合型タンニンで、多価フェノールの代表として没食子酸が挙げられる、揮発オイル(0.2%)–イリドイド配糖体など–、ケラセチンなどのフラボノイド、ベータカロチン、フィトステロール、レジン、ビタミンC、ビタミンB3、B12、ビタミンD、ビタミンEなどです。

ドイツおよびスイスの専門家が行った目に対する有効性を調べた研究(J Altern Complement Med2000年12月)では、結膜炎または目に炎症を起こしている患者65人に、アイブライト抽出の点眼液を1日1~5回点眼した。

この結果、53人(81.5%)に、完全な治癒が見られた。また、はっきりと改善が見られた患者は11人(17.0%)。悪化が見られ第2回治療に入ったのは1人(1.5%)だった。さらに、医師や患者に研究の満足度を調べたところ、“良い”、“非常に良い”との回答は85%以上に見られたといいます。

この他、アイブライトには粘膜に起こる問題を抑制する作用があることから、鼻水、咳などの風邪、インフルエンザの症状や花粉症などのアレルギー性鼻炎にも有効性があると報告されています。

マウスやin vitroの研究では、イーストやカンジダ感染の治療への有効性、さらに、アイブライトの葉の抽出物が糖尿病を罹患した、もしくは科学的に誘発させたラットの血糖値を安定させたという研究報告も発表されています。

用量としては、お茶の場合、沸騰したお湯にアイブライトの葉を2~3g入れ、5~10分煎じたものなら、1日に2~3杯。チンキ剤では、2~6mlを1日3回程度が薦められています。

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