1998年4月に右首筋のリンパ節が腫れていたことに気が付いた。歯の治療中であった事からこの影響と考えていたが歯の治療が終わった後でもリンパ節の腫れは引かなかった。このため5月末日国立がんセンターで精密検査を行ったところ、中咽頭がんと診断された。患部は2.5cmにまで進行しており、ステージ3で進行度は中期に入っていた。担当医から、放射線療法を2ヶ月試み、効果次第で手術するという治療方針が告げられた。副作用を恐れ、担当医に対し代替療法を行う旨を話し、退院した。その後自己流の闘病を開始したが1999年3月、患部が更に進行し、話す事も苦痛になり、S外科病院を訪れた。4月より免疫療法、温熱療法等の補完療法を開始した。免疫強化のために修飾米ぬかアラビノキシランを1日3g摂取した。入院後2週間で腫瘍は3分の1以下に縮小した。6月下旬に退院し、以後1週間に1回の通院でビタミンB17や修飾米ぬかアラビノキシランによる免疫療法を続けている。入院時NK活性は7.4であったが退院時は21.9と上昇している。
摂取開始7日目で口内の腫れが引き始め、話をすることが楽になって来た。
S外科医院でシステム化された代替・補完療法の中で修飾米ぬかアラビノキシランが免疫強化の主役として用いられ、短期間に効果を発揮した例である。今後更にNK活性が上昇する事により、腫瘍の消失も期待される。