1997年6月、集団検診で肝機能の異常を指摘された。精密検査の結果、慢性C型肝炎ウイルス肝炎と診断された。インターフェロンによる治療を検討したが効果が期待できない事がわかり、断念した。疲労感や黄疸等の症状はないもののウイルス濃度が高いため肝硬変への移行が危惧されていたが特別な治療法はなかった。そこで、当医院では食事療法と漢方薬に加えて修飾米ぬかアラビノキシランを1日3g摂取してもらった。治療開始後3ヶ月目の検査ではGOT39,GPT29となっていた。また、6ヵ月後の検査でも同様であった。しかし、C型肝炎ウイルスの濃度は低下しつつあるものの相変わらず高い水準にあることから今後の養生が必要である。
摂取し始めて7日目あたりから疲労感が薄åれてきた。体温が上がる感じがあり、眠さを感じるようになった。
修飾米ぬかアラビノキシランの免疫強化作用(NK細胞活性化、インターフェロン産生)肝庇護作用がウイルスの減少につながり、肝臓の炎症が軽減しているものと考える。摂取による自覚症状の変化は免疫能の向上の現れだと推定する。