1990年、C型肝炎の診断を受けていたが特別な自覚症状はなかった。1995年7月、健康診断で肝臓の異常を指摘され、総合病院で精密検査を行った結果、直径3cmの肝がんが発見された。治療方針としてエタノールの患部注入が選択された。エタノール治療の副作用の軽減と肝庇護の目的で修飾米ぬかアラビノキシランを1日3g摂取した。エタノール治療は合計7回行ったが、発熱、吐き気、食欲不振等の副作用も軽く、AFPは602.5から7.2に低下したので9月末日に退院した。退院時GOT60,GPT85と高めであったが1996年2月に再発の有無の検査を行ったところ、エタノール注入部は黒く壊死しており、腫瘍は完全に消失し、肝機能は正常であった。
摂取開始より3日目から妙に元気が出て来た。食欲も増進し、この体力ならエタノール注入手術に耐えられそうだという自信ともう一度健康になりたいという意欲が湧いてきた。
エタノール注入手術は腫瘍をエタノールで固めて増殖を抑えるために行うが、腫瘍の周辺の細胞もエタノールにより炎症を起こし、痛みが出る事がある。修飾米ぬかアラビノキシランの免疫力の強化と肝庇護作用が副作用を軽くし、治療効果を高めたものと考える。