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No.19前立腺がんの患者(56歳男性)が、修飾米ぬかアラビノキシランを摂取した症例

患者基本情報

疾病:
  • 前立腺がん
  • 年齢:56歳
  • 性別:男性

ホルモン剤による治療に限界があった前立腺がん、食療法と修飾米ぬかアラビノキシランの摂取で治療効果が劇的に高まり、腫瘍マーカーが正常値へ減少。

病歴と治療歴

1998年10月末日、下腹部に痛みを感じ、排尿に困難を感じた為、M県医療センターで診断を受けた。11月10日前立腺がんのリンパ節転移と診断された。前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAは122であった。直ちにホルモン剤による治療を開始した。1999年1月末日、PSA値が75となった時点で退院した。その後、通院によるホルモン剤治療を続けたが、3月末日PSA値は77であり、ホルモン剤治療に限界を感じた為、代替医療による治療を希望して4月10日に当院に来院した。ホルモン剤治療を主な治療とし、食療法を加える事として治療を開始した。先ず当院のがん治療のベースとしている半断食を行い、腸を整えた後、当院特有の食療法を行った。免疫強化食品として主に修飾米ぬかアラビノキシランを用いた。摂取量と摂取ローテーションは、1日5gを5日間摂取した後、2日間休みとした。この摂取方法を2ヶ月間繰り返し行った。

グラフ1

修飾米ぬかアラビノキシランの摂取により感じた変化

治療開始後3週間目でほぼ下腹部の違和感がなくなった。5月14日、PSA値は12であり、6月4日には0.8となった。リンパ節にも異常は認められていない。

修飾米ぬかアラビノキシランの評価

前立腺がんのリンパ節転移で、腫瘍マーカーの値から判断すると、増殖が旺盛で外科的処置の必要性も考えられる状態であったと思われるが、M県医療センターでは機能温存を考慮し、ホルモン剤治療を採用したものと推察する。ホルモン剤の投与により、がんの増殖は抑制されてはいたが、腫瘍の退縮には致っていなかった。食療法による代替医療を加えることにより、劇的な治療効果が得られた。修飾米ぬかアラビノキシランの免疫強化作用が原動力となり、ホルモン剤を主とする治療効果が高まったものと考える。修飾米ぬかアラビノキシランは前立腺がんに対する有効例は数多く報告されているが、本症例もそれらの報告例を支持する一例と考える。

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