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No.25乳がんの患者(48歳女性)が、修飾米ぬかアラビノキシランを摂取した症例

患者基本情報

疾病:
  • 乳がん
  • 転移性がん
  • 年齢:48歳
  • 性別:女性

病歴と治療歴

1997年3月、左頸部リンパ節腫大に気づいた。近医にての精密検査の結果、左乳房に腫瘍が認められ、その左頸部リンパ節転移と診断された。手術不能と判定され、3種類の化学療法剤(アドリアマイシン、5FU、シクロホスファミド)による治療が開始された。左乳がんは退縮し、リンパ節転移も一時的に縮小したが再び増大し、腫瘍マーカーの増減を繰り返したため、その後4回の化学療法が行われた。
2000年1月、リンパ節転移の増大と腫瘍マーカーの上昇傾向が認められたため、ドセタキセル水和物(タキソテール)の点滴注射が週1回開始された(7月まで)。同年1月18日、免疫強化療法を希望し当院を受診した。同年1月28日より、免疫強化療法としてビタミンC大量点滴注射(週1回)、漢方薬内服(補中益気湯7.5g/日)に加え、修飾米ぬかアラビノキシラン3g/日(1g/回)の摂取を開始した。同年6月にはリンパ節腫大の縮小を確認した。同年8月からはタキソテール注に代わりホルモン療法(プロゲステロン製剤:ヒスロン内服)が始められた。以後、腫瘍マーカーの増減はみられるものの、X線、CT、超音波検査などにて腫瘍の再発・転移は確認されていない。

修飾アビラノキシランによる乳がん患者のNK活性の変化グラフ

修飾米ぬかアラビノキシランの評価

化学療法に加え、免疫強化療法の一環として修飾米ぬかアラビノキシランの摂取を開始したところ、NK活性が次第に上昇するにしたがい、腫瘍の縮小を確認した。なお、摂取8ヶ月後にはNK活性が摂取前の2倍以上に達し、再発の防止に寄与しているものと推測される。

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