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No.33胃がんの患者(62歳女性)が、修飾米ぬかアラビノキシランを摂取した症例

患者基本情報

疾病:
  • 胃がん
  • 年齢:62歳
  • 性別:女性

病歴と治療歴

1999年1月、吐血し救急車でY市立病院に運ばれた。直ちに入院し、内視鏡検査を行った結果、胃に悪性腫瘍が確認された。転移の可能性は少なく、胃の全摘手術を行う事を主な治療法として勧められたが、手術を拒絶した。2月18日当院に来院し、診察を行った。本人の希望もあり、食療法と免疫療法を中心とする治療を行う方針を立てたが、2ヶ月以内に著明な効果が現れない場合は、手術を行う事を前提として治療を開始した。まず、当院のがん治療のベースとしている半断食を行い、腸を整えた後、当院特有の食療法を行った。免疫強化食品として主に修飾米ぬかアラビノキシランを用いた。修飾米ぬかアラビノキシランの摂取量と摂取ローテーションは、1日1gを5日摂取した後、2日間休みとした。この摂取方法を2ヶ月間繰り返し行った。治療開始後2週間目より痛みが軽減され、食欲が出始めた。1ヶ月後から徐々に体重が増加し、4月20日には最初の来院時に比べて4kg増加し、痛みを殆ど感じなくなった。5月末日に消化器専門の病院で内視鏡検査を行い、胃腫瘍組織を5ヶ所採取した。組織片の検査を行った結果、悪性所見はすべてマイナスであった。

修飾米ぬかアラビノキシランの評価

相当進行した胃がんで、全摘手術が必要な状態であったが、本人の希望により、手術を延期し、期間を限定して食療法による代替医療を行った。効果は顕著に現れ、短期間で腫瘍は消失し、胃腫瘍部のいずれの組織片からも異型細胞は検出されなかった。修飾米ぬかアラビノキシランの免疫強化作用が、このような良好な結果をもたらした原動力になったものと推察する。

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