特定非営利活動法人

HOME > 食品の機能性・学術報告 > 米ぬかアラビノキシラン(MGN-3) > 修飾米ぬかアラビノキシラン(MGN-3)症例報告 > 肝硬変の患者(65歳女性)が、修飾米ぬかアラビノキシランを摂取した症例

No.52肝硬変の患者(65歳女性)が、修飾米ぬかアラビノキシランを摂取した症例

患者基本情報

疾病:
  • 肝がん・肝硬変・肝炎
  • 年齢:65歳
  • 性別:女性

病歴と治療歴

1983年、子宮がんの手術を行なった際の輸血により、C型肝炎に感染。予後が悪く肝硬変に移行。1992年、インターフェロンγの投与を行なうが、副作用が大変強いばかりで効果はなかった。現在病状は肝硬変症状の一つである肝細胞障害と肝の繊維化がやや進んでいるが肝の循環障害は未だ現れていない。1996年4月より修飾米ぬかアラビノキシランを3g/日(1g/回)を摂取している。

’97 3/26’97 4/22
総ビリルビン1.3mg/dl
GOT70 IU/l55 IU/l
GPT72 IU/l47 IU/l
LDH506 IU/l404 IU/l
γ-GTP42 IU/l
アルブミン49.8%
γ-グロブリン33.4%

修飾米ぬかアラビノキシランの摂取により感じた変化

摂取開始とともに睡眠がよくとれるようになり、食欲が増進、排便も楽になった。1週間あたりから倦怠感をあまり感じなくなり、起きている時間が長くなった。現在、朝6時~6時30分の間に起床し、点滴以外の時間は外出をすることが多いが日常生活であまり疲れを感じない。夜間の排尿が少なくなった。

修飾米ぬかアラビノキシランの評価

ここ2ケ月の検査結果にみられるように病状は決して楽観できる状態ではない。しかし、本人は至って元気で趣味とボランティア活動に毎日活躍しており、主治医も検査結果と患者の健康状態が重ならないとコメントしている。修飾米ぬかアラビノキシランは肝庇護能とNK細胞活性化によりIF-γ産生能があることから肝機能の維持に働いているものと考えられる。

ページトップへ