1989年、兵庫県下の病院で肝臓がんと診断される。病巣が広範囲に広がっていることから、手術は不可能であり、抗がん剤の投与による治療を行なう効果もなく、1996年に入り、病状が悪化し、食道静脈瘤破裂、肝動脈瘤破裂を繰り返した。1996年8月、さらに病状は悪化し、危険な状態になる。9月始めより修飾米ぬかアラビノキシランを3g/日、1g/回摂取し始めた。1997年6月現在、埼玉県下O病院に転院し、ホリスティック医療を主体とする治療を受けている。
病院での治療を受ける傍ら、多くの民間療法や健康食品を試したが、いずれも特別な効果は感じなかった。修飾米ぬかアラビノキシランには手応えを感じた。本人の感想をそのまま記載すると、「不思議な力を感じている。具体的には表現できないが、修飾米ぬかアラビノキシランを摂取することにより、少なくとも自分自身の体とがんが共存できるような気がする」
現状は決して楽観できないが、少なくとも主治医の診断より10カ月延命されている。また、特に苦痛を伴うことなく生活できていることから修飾米ぬかアラビノキシランによる免疫機構の活性化は評価できるものと考える。本人の感想がはからずもBRM作用を有する物質の評価の方向性を示していると思う。