1983年、子宮がんの手術を行なった際の輸血により、C型肝炎に感染。予後が悪く肝硬変に移行。1992年、インターフェロンγの投与を行なうが、副作用が大変強いばかりで効果はなかった。現在病状は肝硬変症状の一つである肝細胞障害と肝の繊維化がやや進んでいるが肝の循環障害は未だ現れていない。1996年4月より修飾米ぬかアラビノキシランを3g/日(1g/回)を摂取している。
’97 3/26 | ’97 4/22 | |
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総ビリルビン | 1.3mg/dl | |
GOT | 70 IU/l | 55 IU/l |
GPT | 72 IU/l | 47 IU/l |
LDH | 506 IU/l | 404 IU/l |
γ-GTP | 42 IU/l | |
アルブミン | 49.8% | |
γ-グロブリン | 33.4% |
摂取開始とともに睡眠がよくとれるようになり、食欲が増進、排便も楽になった。1週間あたりから倦怠感をあまり感じなくなり、起きている時間が長くなった。現在、朝6時~6時30分の間に起床し、点滴以外の時間は外出をすることが多いが日常生活であまり疲れを感じない。夜間の排尿が少なくなった。
ここ2ケ月の検査結果にみられるように病状は決して楽観できる状態ではない。しかし、本人は至って元気で趣味とボランティア活動に毎日活躍しており、主治医も検査結果と患者の健康状態が重ならないとコメントしている。修飾米ぬかアラビノキシランは肝庇護能とNK細胞活性化によりIF-γ産生能があることから肝機能の維持に働いているものと考えられる。